EXILE一族が多数出演する映画「HiGH&LOW THE MOVIE」が7月16日に公開される。すでに2期にわたってドラマも放送されている同作品だが、同作で使用されている楽曲を集めたアルバム「HiGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM」もヒット中だ。
こうした経緯から、今夏の音楽特番ラッシュで三代目J Soul BrothersやGENERATIONS、E-girls、さらにニューシングルをリリースしたばかりのNESMITH・SHOKICHIらによるEXILEの派生ユニット・EXILE THE SECONDらがメインで大挙出演、全面的にゴリ押しされているムードがある。
そのため、ATSUSHIが率いるEXILE本体の活動は実質お休みモード。そのATSUSHIはというと、現在、ソロアーティストとしては史上初の6大ドームツアーの真っ最中。また、26日には米ロサンゼルスで行われるMLB、ドジャース対レイズの試合前のセレモニーで「君が代」を歌うことも決定している。米国開催の大リーグで日本人アーティストとして国歌斉唱するという大役は史上初だけに、ATSUSHIのソロ活動は順風満帆といえそうだ。
ところが、肝心の音楽番組でなかなかEXILE本体が見られない現状に、昔からのファンや視聴者からは「EXILE THE SECONDなんかよりEXILEが見たい」「三代目に銭儲けだけさせて、先輩たちは好き勝手しているだけ」といった不満の声も聞こえる。
「EXILEそのものの人気はかなり低下していて、シングルで週間売り上げ1位を獲得したシングルはこの2年間ありません。確かにATSUSHIなどはソロとしても十分やっていける実績もあり、ファミリーの次世代を担う後輩たちにもチャンスを与えたいということですが、はたして全て本音でしょうか。いま、三代目の大ブレイクでイケイケ状態のLDHが本家の不人気ぶりを世間に知られたくないという推測もできます。どちらにせよ、昔から応援しているEXILEファンをないがしろにしているのは事実で、来月17日にはフジテレビ系『リオ五輪』テーマソングにも起用されているニューシングル『Joy-ride ~歓喜のドライブ~』が発売されますが、どこまで盛り上がるのか‥‥」(エンタメ誌記者)
一部アンチからは「もはや本家が三代目のバーター」「またとんでもない商法で無理やり1位になりそう」など、バッシングが始まっている。いまや巨大企業と化したEXILE軍団だが、会社戦略で新旧交代ばかり強調されてもATSUSHIファンなどは困るばかりだろう。
(本多ヒロシ)