元KARAのジヨンが公開中の映画「暗殺教室」に、外国語教師でロシア人のイリーナ・イェラビッチ(ビッチ先生)役で出演。金髪姿が可愛いと評される一方で、配役の意図が分からないと賛否両論を呼んでいる。
そのジヨンは昨年から、「知英」(読みはジヨン)名義で日本をベースに女優として活動。所属事務所は堀北真希や桐谷美玲も所属するスウィートパワーで、今後もドラマや映画に数多く出演していきそうだ。
だがKARAのほうはかつての人気がすっかり影を潜めている。12万枚超を売り上げてオリコン1位に輝いた大ヒット作『ジェットコースターラブ』で話題をさらったのが遠い昔のようだ。昨年はシングルを1枚しかリリースしておらず、11作目にして過去最低の約2万5000枚に留まった。今年5月に発売される12作目のセールスにも暗雲が立ち込めている。
「韓流ブームが過ぎたと言われますが、男性グループのほうは東方神起やSUPER JUNIORに続いてSHINeeもオリコン週間1位に輝き、今後も韓国でトップクラスの人気を誇るEXOの日本CDデビューが待たれています。一方で女性アーティストは、少女時代のベストアルバムこそ昨年オリコン1位になったものの、全体的に凋落傾向は否めません。日本市場に見切りをつけて、中国に軸足を移したとも言われています」(音楽系ライター)
女性韓流グループだけが人気を落としているこの状況。男性韓流グループの人気が根強いことから、嫌韓ブームとも関係なさそうだ。なぜ女性グループからファンが離れていったのだろうか。アイドル誌ライターはこう推測する。
「韓流女性グループの人気を支えていたのは小学生~高校生くらいの女性若年層で、彼女たちは歌って踊れるKARAや少女時代を憧れの眼差しで見つめていました。ところが日本にも、E-girlsのような歌って踊れるカッコいいグループが現われ、より身近な存在であることから憧れの対象が一気に変わったんです」
いまや小中学校でダンスが必修科目となり、ダンスで魅せるグループに人気が集まるのは当然の流れ。とくにEXILEの流れをくむE-girlsはファッション面でも若年層をリードする存在となっている。しかも、小中学生は韓流ドラマやコスメには興味が沸かないお年頃。あくまで等身大のE-girlsに惹かれるのは当然の流れだと言えよう。
ちなみに映画「暗殺教室」にはジヨンとともに、“1000年に1人の美少女”こと橋本環奈も出演。公開初日の舞台挨拶では2人が並び、橋本の顔の小ささに「ジヨンを公開処刑」と話題になった。あのKARAが、「福岡のローカルアイドルに負けた」と言われる時代になったようだ。