今をときめくジャニーズの人気グループ・嵐の元スタッフが、暴露本「嵐、ブレイク前夜」(主婦と生活社)を出版し注目を集めている。
嵐といえば、ジャニーズ内でもSMAPと並ぶ人気グループとして多くのファンから愛されており、昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」では史上初となる5年連続の「白組司会」を務めるなど活躍が目立つ。
「ルックスやパフォーマンスはもちろん、ジャニーズファンに言わせると自然体なところやメンバーたちの仲の良さも人気の理由です。結成当初からしばらくは不遇の時代が続き、メンバーたちが一致団結して乗り越えてきたというサクセスストーリーも魅力ですね」(芸能レポーター)
ところが、今回発売された暴露本では、嵐をデビュー当時から知る元側近のスタッフが、二宮和也(31)と松本潤(31)の2人について〈結成から数年は仕事以外ではろくに口もきかないほどの不仲だった〉と告白。
裏方志向が強く、制作や演出の仕事がしたくてジャニーズ事務所を辞めることも一時期は考えていたという二宮は、〈常にガツガツしている松本が苦手〉で、一方の松本も〈何かにつけてゆるく見える二宮が、それでいて人気があることに、釈然としない思いを抱いていた〉というのだ。
何とも気になる証言だが、ジャニーズ事務所の関係者は声を潜めてこう語る。
「松本は元からメジャー志向が強く、周囲も“第2のキムタク”になることを期待していた。そういう意味では、ゆるさや自然体が武器のひとつでもある嵐らしくないメンバーとも言えますし、一方でプレッシャーもキツかったと思いますよ。当時からゆるさを前面に押し出していた二宮とはソリが合わないのは納得です。そもそも当時の松本は相当トガっていて、ドラマ『花より男子』(テレビ朝日系)で共演した小栗旬ともひと悶着あったようです。今では仲の良い2人ですが、小栗も当時は『なんだコイツ!』と、松本に対して頭にくることがあったと明かしています」
となると、気になるのは現在の二宮と松本との関係だが‥‥。
「嵐もブレイクし、ソロの俳優業でも一定の地位を築いたこともあって、最近の松本はだいぶ丸くなっています。二宮も当時の松本が抱えていたプレッシャーを理解しており、今は本当に仲がいいですよ。仕事現場でも一緒に連れ立って2人だけで喫煙所へタバコを吸いに行き、談笑している姿も見かけたことがあります」(芸能プロダクションマネージャー)
今となっては当時の不仲も、2人の中ではとっくに昇華されているようだ。