内定後、ホステス過去が問題となり、内定取り消しに。みずから裁判を起こし、和解を経て入社を勝ち取った日本テレビの笹崎里菜アナ(23)。現在も研修中のため、本人の肉声はいまだ聞こえてこない。しかし、日テレ社内報には“決意表明”とも取れるコメントが載っていた。
社内報の表紙には「禁帯出」のシール。社内外に流出することのないよう厳重に管理された極秘文書を独占入手した。笹崎アナはこう書き出す。
〈「悩んで立ち止まるくらいなら、とりあえずやってみよう!」そう思い、学生時代は駆け抜けました〉
続いて自身が経験したさまざまなジャンルについて記す。
〈何もしない時間がもどかしく、最近は料理教室やキックボクシング、乗馬、ハンモックヨガ、スカイダイビング等に挑戦しました〉
くだんの銀座勤めや、読者モデル、ミスコンなど“清廉性”に抵触しそうな経歴には一切触れていない。
〈そんな時に出会った「ゴールは次のスタート地点」という言葉。ゴールへ辿り着いたと同時に次のスタートラインに立つ、ちゃんとバトンをつなぐことが糧になると。終わりはない、常に進化し続けるテレビの世界。学生生活に別れを告げ、社会人として今後は“伝え手”としてバトンが回ってきました〉
騒動を起こしながらも「入社」というゴールを手に入れた笹崎アナ。これから始まる試練のリレーを「バトン」という言葉で表したのか──。
「過去をいじられるのはつらいでしょうが、バラエティで“当時の心境を初告白”と打てば、数字が取れる。日テレも元が取れると判断したから和解したんです。水ト麻美アナだって、太ったことをいじられて人気が出た」(日テレ関係者)
局からはタレント兼アナウンサーの役回りを期待されているという。社内では多くの部署で「ホステスをやっていたんだからできるだろう」という陰口がささやかれているが、しかし、笹崎アナはこう決意をつづる。
〈フレッシュそしてアグレッシブに、バトンを次へとつなぐため日々精進してまいります。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします〉
そつのないまとめの挨拶には、銀座の経験が生きているのか。
「社内男性の評判はとてもいい。要所要所で甘えることができ、人の扱いに慣れている。新人同士の飲み会でも上手に立ち回ったそうです」(前出・日テレ関係者)
人気アナとなるか、社内でも“ホステス”となるか、その真価が試されている。