「これが意外とスリリングで楽しい」
これは高島彩(36)による授乳についての感想である。しかも高島が指す「これ」は、普通の授乳ではない。なんと自宅近くのデパート内で、歩きながら授乳することを指しているのだ。
専用の抱っこヒモを使うとはいえ、誰に見られるかわからない状況を楽しんでいるかのような高島だが、母となり、みずからのバストは大きく変貌したようだ。
高島は育児雑誌「SAKURA」(小学館刊)の連載で、出産直後は母乳が出にくく、桶谷式の胸のマッサージなどあらゆることを試したと告白している。
みずから乳房を揉みしだき続けたかいもあって、
〈なんとも機嫌よくピューピューと噴出する、ありがたいおっぱい〉
へと進化したというのだ。
おかげで娘はすっかりアヤパイに夢中。熱を出して水を飲まず困った時にもDカップ“双丘”が出動。
〈そこで繰り出すは最終兵器おっぱい!(中略)おっぱいをちらつかせると、残りの体力を振り絞って必死に食らいつく〉
と四六時中、乳首を吸わせている日常も打ち明けている。
冒頭の証言は昨年冬号の「おっぱい談義や母乳神話に翻弄されながら、裸族のような姿で疲弊していた日々」の回で語られたもの。そもそも高島にとって「胸」は悩みのタネだった。
新人の頃、冠番組「アヤパン」で女性ゲストに胸を揉まれながら「胸に異物を感じる」と言われると、
「えー! 今日はパッド入れてないもん!」
と叫んだこともある。愛用していたブラカップ内蔵タンクトップに関して、
「そればっかり着ていると、胸のお肉があらゆる方向に流れていっちゃうらしい」
と知人から指摘されると、全部捨てて、新たに下着を買いに走ったこともあった。
だが、授乳をきっかけに「おっぱい」は誇らしく大切なものへと変わったようだ。昨夏、夫や娘と一緒に、夫の実家近くのラーメン店を訪れた際も、
「2人が頼んでいたのは激特ラーメンという豚骨醤油ラーメン。旦那さんが、母乳が出やすくなるという、ほうれん草のトッピング増しを注文していました」(常連客)
今月7日、ベストマザー賞授賞式の会見で、2人目の予定を聞かれた際、
「(今の娘に)まだ授乳中なので。(2人目は)断乳してからになると思う」
と宣言した高島。しばらくは公然授乳に灯った「ハート」は消えそうにないようだ。