フジテレビの「27時間テレビ」で88キロマラソンに挑戦する大久保佳代子への挑発的な“ババア”発言により、すっかり主婦層の反感を買ってしまった加藤浩次。ネットはいまだ炎上中だが、加藤と共演したことのあるエキストラからは擁護する声が上がった。
「一般人参加型番組内でのことです。収録が終わり、私が加藤さんに記念写真をお願いすると、『ハァ? 写真? 何考えてんだよ、ダーメダメ!』と、嫌な顔をして立ち去ってしまったんです。ビックリして謝ろうとすると、加藤さんが即座に戻ってきてくれて、『ハイじゃあ写真撮ろう~!』と、その場にいた他のタレントさんも呼んでくださり、快く写真を撮ってくれました。後で聞いた話ですが、本当ならタレントさんとの写真は禁止されていたので、加藤さんがわざとああ言ってくれなければ、他のスタッフに止められていたとのことでした」
こうした加藤の“フォロー力”は共演者にも発揮されているという。バラエティ関係者が明かす。
「数年前は、大久保さんは今ほどアドリブもきかずスベリまくっていたのですが、そのたびに加藤さんが厳しく叱責していました。しかし、収録が終わったあとは必ず優しくフォローしていた。今回の大久保さんへの発言も、加藤さん流の激励でしょう」
また、別のバラエティ関係者はこう分析する。
「現在は朝の情報番組で活躍する加藤さんですが、もともとは“キレキャラ”でブレイクしました。『極楽とんぼ』時代もわざと大声でキレては、相方の山本圭壱にいさめられるというパターンで笑いをとっていましたからね。止める相方がいない今、加藤さんのキレ芸は単なるマジギレで視聴者に不快感しか与えなくなってしまった。共に司会を務める上重アナも利益供与問題でバッシングされて萎縮し、加藤さんにツッコミを入れることもできない。相方復帰を心待ちにしているのは、自分の芸に限界を感じているからではないでしょうか」
加藤を知る者はみな、口の悪さの裏に優しさを感じ取っているようだ。