そこで長利氏が推奨する「予算別購入方法」は、次のとおりだ。
「確率だけなら『ミニ』狙いですが、5億円のチャンスを残し、『ジャンボ』との組み合わせをお勧めします。その時、バラで購入することがポイントになります。7億円の可能性は消えますが、こちらは前後賞の1億円があるからこそ、連番より高額当せんのチャンスが広がるバラ買いで攻めたいですね」
たとえ1等5億円を1番違いで逃しても、ミニの1等7000万円を超える前後賞1億円が当せんとなるバラ買いで、億万長者への道を目指すというわけだ。
そして誰もが悩む購入枚数だが、14年度の「宝くじ長者白書」(1000万円以上当せん者860人のデータ)がヒントになる。
「女性303人のうち、約3割が購入枚数10枚で、男性557人にしてもトップの30枚(約21%)と2位の10枚(約17%)で、その差はわずかでした」(長利氏)
特筆すべきは、女性の約1割が10枚未満という点。100枚以上購入した人より2倍以上多かったのだ。
「これはスクラッチくじでの話ですが、大分県の主婦Kさん(当時46歳)が友人と展覧会に行く途中、2枚を購入。お互いにご縁があるようにと5円玉で削ると、1等200万円が的中したそうです」(長利氏)
無理して大金をはたかなくても、当たる時は当たるのが宝くじなのである。