5月28日に放送されたSMAP・木村拓哉主演のテレビドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日系)の視聴率が発表され、13.1%を記録したことがわかった。これにより13.4%を記録した25日放送の嵐・相葉雅紀主演の「ようこそ、わが家へ」(フジテレビ系)が、今期初めて「アイムホーム」の視聴率を追い抜く形となり、話題を集めている。
「『ようこそ、わが家へ』は第4話で視聴率10%を記録するなど、一時は1ケタ目前という崖っぷちのところまで追い込まれましたが、そこからジワジワと数字を上げていき、第7話で自己最高13.4%を記録。ですが、同じジャニーズ事務所の先輩にあたる木村主演『アイムホーム』は、前週から数字を下げてしまい13.1%と、ついに相葉がキムタクを逆転した」(テレビ誌記者)
キムタクといえば、一時期まで視聴率20%以上は当たり前と言われるほどドラマ界で絶大な影響力を持っていた。しかし近年は視聴率が振るわず、今回ついに後輩の主演ドラマに抜かされるという厳しい状況に立たされている。その明暗を分けた理由を前出のテレビ誌記者はこう語る。
「『アイムホーム』はキムタク演じる記憶を失った主人公の、過去と現在の性格の違いを強調し、登場するゲストに罪滅ぼしのような態度で接する展開がパターン化。物語の謎にもなかなか踏み込まないためマンネリを感じた視聴者が離れているようです。一方、『ようこそ、わが家へ』は、今回、主人公宅に嫌がらせを繰り返してきた犯人が明らかになるなど、急展開を加え物語を盛り上げました。また今後はドラマのキーとなる謎のニット帽男の正体が明らかになる予定ですが、一部では『もしかすると謎の男は嵐メンバーなのでは?』との噂が広がっている。もしそうなれば、さらなる視聴率アップでキムタクを突き放すことになるでしょう」
今後、「アイムホーム」、「ようこそ、わが家へ」ともに、物語の真相が明らかになる佳境へと差し掛かる。最終的に勝利するのはどちらなのか、ドラマの内容以外にもそのジャニーズ対決に注目が集まりそうだ。