嵐の東京ドームツアー初日の12月24日。この日は、嵐メンバー、相葉雅紀の35回目の誕生日だった。会場に詰めかけたファンは、開演前からペンライトを相葉のメンバーカラーである緑色に点灯。お祝いムードで盛り上がっていた。
「メンバーもスタンバイしている最中に緑一色になっていることを目撃して、胸が熱くなっていたと明かしていました。日頃クールさで売る松本潤が『感動した。嬉しかったです』と言うほど。ステージでは、メンバーから大きなケーキが出されて、バースデーソングでお祝いされて、記念写真を撮りあうなど、仲睦まじい様子にファンも感動の嵐でしたね。櫻井翔は、この写真を『ファンクラブの会報用の写真にする』と、とても意気込んでもいましたね」(嵐ウォッチャー)
とはいえ、この日、ファンが期待していたのは、実は相葉の“釈明”である。最近、両親公認の5年ごしの恋人がいると一部で報道されたばかりだからだ。
「生真面目で律義な性格の相葉なら、松本潤や二宮和也、櫻井翔のように何も言わずにスルーするとは考えられず、何らかの説明があると思われていました。ですが、相葉は『皆さんのおかげで35歳になる事ができたんで、一つ一つ積み重ねていい歳の取り方ができるように頑張りますので見守って下さい。よろしくお願いします。今日はありがとうございました』と無難にまとめ、熱愛報道について口を開くことはなかったんです」(前出・嵐ウオッチャー)
その代わり、というべきか。「相葉イイ人伝説」が櫻井によって明らかにされた。櫻井はこう切り出した。
「今日、ビックリした、ほんとにサンタっているんだなって。会場入って相葉くんが『メリークリスマス』って書いてある青い袋と赤い袋を僕と大野さんにくれるわけよ。こういうのたまにあるんだけどね、お歳暮くれたり」
相葉が渡した袋に入っていたのは、アルバム収録曲の「バズりNIGHT」Tシャツだ。同曲を歌った相葉、大野、櫻井はド派手なガングロヤマンバの扮装をしたが、相葉はその姿を撮影、プリントしたものをTシャツに仕立て、クリスマスプレゼントにしたのだという。自分の誕生日であるにもかかわらず、仲間への気遣いをいつも忘れない気持ちに櫻井は大いに感動。大野は「外では着れないけど家で着る!」と大喜びしたという。
相葉からの納得いく説明を期待したファンだったが、櫻井にほっこりエピソードを聞かされ、すっかり追及ムードが消え失せてしまったという。人たらしの異名を持つ相葉ならではのエピソードではないか。
(塩勢知央)