5月30日に公開された綾野剛主演映画「新宿スワン」。公開2日間で観客動員数17万人、興行収入2億円を突破し、5週連続で1位だった「シンデレラ」を抜いて初登場1位を獲得した。新宿・歌舞伎町を舞台に、綾野演じるスカウトマンの成長を描いた作品だ。
「園子温監督のもと、豪華キャストが一丸となって作っただけあって、面白いですね。内容は暴力シーンもあり、PG12に指定されているのですが、撮影現場は実に和気藹々としてましたよ。5月22日に大阪市内の劇場で行われた舞台挨拶では、綾野くんが共演の山田孝之くんを指し、『彼のオールバックにピアスの顔のせいで、PG12になってるんです』と話し、会場を沸かせました。二人は共演が多く、私生活でも仲が良いですからね。共演の山田優さんが『夫の小栗旬と仲が良く、よく家に来ている』と話していましたよ」(映画関係者)
綾野は小栗と同じ事務所に所属しているが、「クローズZERO II」(2009年公開)で共演した際、小栗に誘われて移籍している。芸能関係者が語る。
「テレビでも語っていましたが、小栗くんに夢を語られ、『そのために剛が欲しいんだ。俺と心中してくれないか?』と熱く言われ事務所移籍を決めたそうです。綾野くんは『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)や『ウロボロス』(TBS系)等、小栗くんの主演ドラマに脇役で何度も出演しています。普通、綾野くんクラスになれば、ゲスト出演ならともかく、格下の役で出演することを嫌がります。10年近くキャリアが上とはいえ、歳下ですしね。ですが、綾野くんは彼を信頼し、『一緒にいい作品を作りたい』と思っているからこそ、喜んで出演しているんです」
「新宿スワン」の撮影現場に激励に来たという小栗と、「ブレイクしたのは小栗のおかげ」と公言している綾野。信頼関係のもと、これからも良い作品を生み出してくれるに違いない。