綾野剛が主演を務めた映画「新宿スワン」が5月30日に公開されるや、全国映画動員ランキング(5月30日~31日)で、それまで首位を独走していたディズニー映画「シンデレラ」を抜いて初登場1位となった。この映画の原作は累計800万部を売り上げた大人気漫画で、歌舞伎町を舞台に実在したスカウト会社のスカウトマンのストーリーにフィクションを交えて作られている。
「綾野以外にも山田孝之、伊勢谷友介、金子ノブアキ、久保田悠来らイケメンぞろいですし、ヒロインは原作の大ファンでみずから出演を志願したという沢尻エリカ。公開前から期待されていた作品です」(芸能関係者)
公開前、宣伝のために数多くのバラエティ番組に出演した綾野に対して、当初ネット上では「イケメンではない」など、容姿については否定的な意見が多数上がっていた。しかし、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)で大久保佳代子や渡辺直美たちを相手にした立ち居振る舞いに「女性芸人への配慮が素敵だった」「こういう配慮ができる男って男前」「気取ってなくていい」など女性視聴者の心をつかむ形となり、今作の大ヒットにつながったと言えそうだ。
「ヘビ顔で一見、ツンツンして見えますが、プライベートでは演出家の蜷川幸雄さんから、お笑い芸人のピース又吉やビジュアル系ロックバンド・ナイトメアの柩まで、とにかく交友関係は幅広い。誰とでも気さくに仲よくなれる性格で、こうした外見とのギャップも女性ファンの支持を得ている理由でしょう。この夏から秋にかけて映画の公開が3本も控えていますから、テレビへの露出はさらに増えると思います」(前出・芸能関係者)
容姿に対しては賛否あるものの、この勢いで人気が高まれば、綾野剛似の「ヘビ顔男子」たちは、モテキ到来となるかもしれない。