7月9日からスタートした「37.5℃の涙」(TBS系)は、主演の蓮佛美沙子が病児保育士を演じるコミック原作のドラマだ。
聞きなれない病児保育士とは、病気を発症した子どもを仕事が休めない親に代わって自宅で世話をする保育士のこと。演技派として定評はあるが、連ドラ主役としてはまだ知名度の低い蓮佛が、あまり聞いたことのない職業を演じることで、放送開始前から話題となっていた。しかし‥‥。
「フタを開けてみたらとにかく地味。パッとしないとは、こういうことでしょう。出演者にも問題があるように思います。蓮佛は確かに演技はうまい。でも“演技してます感”が鼻につく。他にも、成宮寛貴や速水もこみちなど、肩に力の入った演技をする俳優陣が多く、ドラマ全体がクサく見えるんです。蓮佛の母親役の浅野温子にしても、もっと抑える演技はできないものかと頭を抱えたくなります」(番組制作会社関係者)
ところがそんな中でキラリと光る存在が。
「藤木直人と水野美紀です。この二人は肩の力を抜いた演技ができる。コテコテの中華料理の口直しをしてくれる、烏龍茶のような存在。彼らが登場すると安心します」(前出・番組制作会社関係者)
視聴率は初回7.2%、2回目が6.3%と、早くも打ち切りの黄色信号が。藤木と水野の清涼感ある演技で巻き返しとなるか。