7月25~26日に生放送される「FNS27時間テレビ めちゃ×2ピンチってるッ! 本気になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!!」(フジテレビ系)に最低視聴率更新がささやかれている。
発端は、7月13日から全国で貼りだされた番組ポスターのキャッチコピーだった。「めちゃ×2イケてるッ!」出演者のナインティナイン・岡村隆史扮する“ホンキーマン”の泣き顔がドアップ。その横に「テレビの時代はもう終わり?」の文字が躍り、その右側に笑顔で「…でも俺、本気出しちゃいます」のコピー。公式サイトの宣伝用のムービーでは、「テレビの時代はもう終わりだ。」と言い切っている。
「ネット上では悪評しきりです。“いったいどっちなんだ”という声が渦巻いています。『楽しくなければ、テレビじゃない』と散々煽った局とは思えませんね。『視聴率が低迷しているのはフジだけなのに他局まで勝手に巻き込むな』『悔しかったらおもしろくして見せろ』『いまさら何を言っても負け犬の遠吠えだ』という厳しい論調です」(ネットライター)
それというのも、今年のテーマが「本気」にもかかわらず、本気に見えない企画の貧困さにある。先頃6.3%の低視聴率を記録した「めちゃイケ」がメインになり、レギュラーメンバーが出まくること。大久保佳代子の88キロマラソンや、「めちゃイケ」メンバーによる水泳大会や体力測定のほか、“ちびっこダンサー”によるダンスバトル「FNSちびっこホンキーダンス選手権」などを目玉にしているためだ。
一昨年、女芸人総出による司会で「女子力」をテーマにした際は、1ケタ台の9.8%しかあげられなかった。打ち切りの声もあがったが、昨年、SMAPが司会を務めて、平均視聴率13.8%にまでアップ。企画しだいでは、いくらでも高視聴率をあげることができることを証明して見せた。なのに、あの時の反省はどこへ消えたのか。
「どっちつかずの宣伝コピーに、すでに局の内外で『悪夢の繰り返し』の声があがっている。山本圭壱が飛び入り出演して極楽とんぼの漫才復活というのが、隠し玉らしいが、視聴者がフジテレビに求めているものは、そんな小手先レベルのものではない」(芸能ライター)
定例会見で毎回他人事のように低視聴率を嘆く社長。社員の半分を異動させるなど悪あがきに終始。最低視聴率更新なら、今年で打ち切り必至の様相だ。
(塩勢知央)