主演映画「イニシエーション・ラブ」が興行収入12億円突破の大ヒット。「女優・前田敦子」の評価が見直されつつある中、さらなる「注文」をつける声が上がっている。
「この作品で彼女は水着姿になっているほか、松田翔太とのキスシーン、ベッドシーンにも挑んでいます。といっても、すべて肩口から顔にかけてのアップ映像で、“肝心のシーン”はありません。肩透かしというか、拍子抜けというか‥‥。これでは“脱ぎ”も厭わないといわれるライバルの大島優子に抜かれてしまいますよ」(映画ライター)
ベッドシーンをやるなら女優として思い切るべし、というのである。それもそのはず、前田は前作「さよなら歌舞伎町」で、映画関係者やファンを落胆させた「伏線」があるからだ。映画配給関係者が明かす。
「実は『さよなら歌舞伎町』は、単館上映の宣伝費としては通常の約倍額となる2000万円を投入する力の入れようでした。製作費にも5000万円をかけて、興行収入は5000万円ほど。その半分が劇場の取り分となるため、製作サイドの儲けは2500万円です。結局、トータルで4500万円の赤字となりました。歌舞伎町のホテルが舞台であるにもかかわらず、前田はいっさい脱がず。他の女優陣は軒並み大胆に肢体を晒しているのに、主演だけが‥‥。監督はもちろん濃厚なシーンを用意していたそうですが、前田サイドの要望により脚本を変更した。結果、入るはずの客も入らなかったのではないかと言われています」
この失敗を帳消しにし、女優としてステップアップするためにも、
「次はいよいよ脱ぐしかない、との声が関係者の間ではもっぱらでした」(前出・映画ライター)
ところが、新作は好評とはいえ、また「脱ぎ惜しみ」。「評価が上がれば上がるほど、『解禁』を待ち望む声は大きくなるでしょう。なんとも皮肉な状況です」(前出・映画配給関係者)
前田のど根性炸裂にぜひ期待したい。