音楽業界では、復活ブームが相次いでいる。あの松坂慶子(62)も、渡哲也とのデュエット以来27年ぶりに新曲「哀愁の札幌」をリリースした。今秋には注目の主演映画も公開予定だが、意外な復活劇の裏には、あの「格差婚」と報じられた夫で、ミュージシャンの高内春彦氏(60)の存在が見え隠れしていたのだ。
スポーツ紙デスクが話す。
「今回のデュエットのお相手は作曲家の浜圭介氏(69)で、作曲家生活50周年を記念して、『大人の恋をドラマチックに表現できるのは、松坂さんしかいない』と、口説いたといいます。7月2日の公開レコーディングでは、松坂がボディタッチを見舞うなど上機嫌でした。久しぶりの歌手活動にテンションは上がっています。過去に、大河ドラマ8本に出演したNHKへの貢献度もあって、紅白歌合戦の特別枠参加の可能性まで取りざたされています」
歌手・松坂といえば、79年のヒットナンバー「愛の水中花」。ドラマの挿入歌として注目を集め、妖艶な黒のレオタード姿が話題を呼んだが、その後の実績はいまひとつだ。正直、“なぜ今?”という疑問は残る。
「松坂はここ数年、仕事をセーブして、毎月1度はハワイで美術を学んでいる長女(22)と次女(20)に会いに行っていました。太りやすい体質だけに、その間、すっかりおばさん体形になって、二の腕なんてぷよんぷよん。ダイエットを兼ねてフラダンスに夢中になりましたが、効果はないようでしたね(笑)」(女性誌記者)
まるで肝っ玉かあさんのように変貌した松坂を見かねて、本格的な女優復帰を後押ししていたのが、なんと夫・高内氏のこんな言葉だったという。芸能レポーターが明かす。
「高内氏といえば、90年の結婚当時、松坂の父親から『ヒモ亭主』と、さんざん罵声を浴びせられたものでしたが、その父親が07年に亡くなると、実家との関係も修復。ギターや作曲の講師を務めながら、松坂の仕事をプロデューサー的な役割でバックアップしてきました。そして次女が20歳を迎えた昨年に、『そろそろ仕事をしたら』と、本格的な復帰を促したそうです。日に日に主婦化していた松坂でしたが、亭主関白な夫の言葉に背中を押された」
松坂が夫の助言を受け入れた背景には、長年の懸案事項だったダイエットに成功したことも大きいという。スポーツ紙カメラマンが話す。
「昨年の後半、今秋に公開予定の、日本とベトナムの初の合作映画『ベトナムの風に吹かれて』(アルゴ・ピクチャーズ)のロケでベトナムに長期滞在しました。そして現地で20キロほどの減量に成功したんです。ベトナム料理がヘルシーだったうえ、6年ぶりの主演映画というプレッシャーや現地生活にもストレスを感じなかったようで、かなりスレンダーに戻りましたよ。今年1月の主演朗読劇の制作発表会見では、口も滑らかで、次女の成人式の話を披露したり、『14歳から女優の仕事を始めて自分中心で生きてきたので、家族に合わせるのって疲れますね』なんて、冗談まで飛び出すほどでした」
映画公開に合わせて、フォー・セインツwith松坂慶子として、書き下ろし主題歌「たまには仲間で」を歌うことも発表された。
現在、視聴率で苦戦するNHK大河ドラマ「花燃ゆ」にも、長州藩主・毛利敬親の正室、都美姫(とみひめ)役で出演中。さらには新たな大胆写真集の出版説まで聞こえ始めている。
還暦を過ぎた松坂慶子が再ブレイクする日は近そうだ。