演技もできるし容姿も悪くない。けれど“使いにくい”と呼ばれてきた役者がいる。その筆頭が神田沙也加だ。
7月17日にスタートした「表参道高校合唱部!」(TBS系)では、合唱部の副顧問教諭・瀬山えみり役を演じている。
「神田は昨年、アニメ映画『アナと雪の女王』の日本語吹き替え版で王女・アナ役を担当し、声優アワード主演女優賞を獲得しました。神田はここでやっと演技ができること、歌が上手いことを多くの人々に認識してもらえた。これまでも神田の演技力や歌唱力は、宮本亜門が太鼓判を押すほどでしたが、どうしても“松田聖子の娘”という冠ばかりが着目され、女優としても歌手としても不遇な時間を過ごしてきました」(ドラマプロデューサー)
12年にアニメ「貧乏神が!」で声優デビューした時も“意外と上手い”との声が多く、素直に“上手い”とは評価されなかった。
「神田は『アナ雪』を踏み台にして、大きく羽ばたいてほしい役者です。今回のドラマでは歌唱シーンもありますから、お茶の間にあらためて神田の実力を見せつける、いいチャンスなのです。低迷している視聴率が浮上できるかは、神田の歌声にかかっているでしょう」(前出・ドラマプロデューサー)
もう「七光り」とは言わせない。神田の“ありのままの”実力に期待したい。