人気女優として映画やドラマ、舞台などで活躍する一方、今年公開されたディズニー映画「アナと雪の女王」で雪の女王・エルサの吹き替えを担当し、劇中歌を見事に歌い上げた、松たか子(37)が改めて存在感を放っている。
一部では、大晦日の「NHK紅白歌合戦」への出場も取り沙汰されているが──。
「昨年は『あまちゃん』企画で何とかそれなりの視聴率を獲得した『紅白』ですが、今年は邦楽にめぼしいヒット曲がなく、目玉になりそうな企画もないため、NHKサイドとしては大ブームになった『アナ雪』になんとかあやかりたいと思っている。もともと、最近のNHKは若年層の視聴者獲得に力を入れていて、アイドル枠を増やしたりしています。昨年などアニメ『進撃の巨人』のオープニングテーマ曲を歌う『Linked Horizon』を出場させたくらいですからね」(レコード会社社員)
とはいえ、“アナ雪ファミリー”の中でも、以前から「紅白」出場に色気を見せるMay.Jや、過去に松田聖子と母娘共演を果たすなどNHKと良好な関係を築いている神田沙也加と比べ、肝心の松は「紅白」出場にあまりノリ気ではないと言われてきたのだ。
「松さんは表向き、最近音楽活動から距離を置いていることを理由に難色を示しているとされていますが、実のところはMay.Jさんや神田さんと同格に扱われることを嫌がっていたんだと思います。実際、May.Jさんと神田さんは『アナ雪』ブーム以来、バラエティ番組なんかにもよくゲストとして一緒に出演していますが、松さんは距離を置いている感じですしね」(芸能プロダクションマネジャー)
だが、ここに来て松の態度が軟化した背景にはいったい何があったのか。
「もともと、松さんは96年に当時史上最年少で『紅組』の司会を務めたり、翌97年には歌手として出場するなどNHKサイドとはパイプがあるし、関係も悪くない。NHKサイドとしてはなんとか松に『紅白』へ出場してもらうため平身低頭で交渉を続けるとともに、なんらかの交換条件を出したのではないかと言われています。ウワサになっているのが大河ドラマのヒロインの座。来年の大河は井上真央主演の『花燃ゆ』で決定していますが、再来年以降はまだ白紙ですからね。松さんなら大河ドラマのヒロインに選ばれても、女優としての格も備えているので視聴者も違和感はないでしょう」(前出・レコード会社社員)
松が大晦日のステージに立つ可能性が高くなってきたようだ。