NHKの朝ドラ「あまちゃん」で主人公を熱演し、国民的人気女優となった能年玲奈が、所属事務所からの独立騒動で一転、窮地に立たされている。
今年1月に無断で個人事務所を立ち上げたことで、所属事務所との対立が激化し、主演を務める予定だった来年4月期放送のTBS系連ドラへの出演も見送りとなったという。
最近はめっきりテレビやCMなどでの出演も減らしているが、芸能プロ関係者はこう説明する。
「能年さんは来年6月の契約満了をもって現所属事務所を退社する見込みのようで、今後は心酔する“生ゴミ先生”こと魅力開発トレーナーの滝沢充子氏や家族のサポートを得て芸能活動を継続していくようです」
能年と所属事務所との対立の背景には、給料など待遇面の冷遇や所属事務所社長との感情のもつれなど根深い要因があるようで、「ほぼ和解は不可能」というのが業界内の大方の見方のようだ。
能年にしてみれば心機一転、個人事務所で女優としてさらなる飛躍を遂げたいところだろうが、前途はかなり多難で‥‥。
「能年さんサイドにもそれなりの言い分はあると思いますが、この業界は独立騒動に関しては相当風当たりが強いですからね。まして能年さんの所属事務所は新垣結衣さんをはじめ、数多くの人気女優が在籍する大手事務所。テレビ局や広告代理店などとのパイプも太く、独立後は能年さんの起用に関して躊躇するところもかなり多いと思います」(前出・芸能プロ関係者)
はたして能年はピンチを乗り越えて復活を果たすことができるだろうか──。
(しおさわかつつね)