宝くじ公式サイトの宝ニュース7月号で「平成26年度宝くじ長者白書」〈全国版〉が発表された。現在発売中の「サマージャンボ」が最終日まで残りわずか。駆け込み購入を考えている人にとっては、朗報だ!
宝ニュースの6月号と7月号の前後編で発表された「宝くじ長者白書」。これは平成26年度、数字選択式宝くじを除く1000万円以上の高額当せん者780人(男508人、女272人)にアンケートを実施し、その回答結果をまとめたファン必見の「幸運データ」なのである。
その「宝くじ長者」のモデル像は次のとおりだ。
●男性「購入歴10年以上で60歳以上、30枚購入、水瓶座の会社員。イニシャルはT・S(名前・姓の順)」
●女性「同10年以上で60歳以上、10枚購入、牡牛座の主婦。同M・S」
ただしこれは、あくまでも各項目の上位を組み合わせたモデル像。しかも26年度のものであり、該当しないからといって悲観する必要はまったくない。
現在発売中のサマージャンボは、過去最高額となる1等前後賞を合わせて7億円。発売最終日の7月31日が迫る中、駆け込み購入を考えている人だけでなく、すでに購入した人も参考になる、高額当せん者たちの“幸運の立ち回り”をじっくりと見てみよう。
【年代】男女とも60歳以上が44.9%(男228人、女122人)を占め、2位の50~59歳(男20.5%、女23.2%)にほぼダブルスコアと圧倒している。
【購入歴】全体の71.8%(560人)が10年以上。2位が5年以上10年未満(11.4%)、3位が1年以上5年未満(8.2%)。ちなみに今回が初めてという人は、わずか1.4%(11人)だった。
【購入時のこだわり】連番とバラの割合が1位で17.6%(137人)。高額当せんが発生した売り場が2位の13.6%(106人)で、売り場の雰囲気が10.8%(84人)の3位だ。
そして気になる【購入枚数】は、表にあるとおり、男性の1位が30枚、女性が10枚となっている。
宝くじアドバイザーの長利正弘氏が話す。
「高額当せん者780人の男女比を見ても、男性のほうが女性より236人も多い。これは購入枚数の差がそのまま表れているとも取れます。50枚以上で見れば男性の25.4%に対して女性は14.7%ですからね。ただ、おもしろいのは、数多く買えばいいというわけではなさそう。10枚以下で見ると、男性が22.6%、女性は3分の1以上の35.3%の方が高額配当を手にされているわけですからね」
少ない枚数でも一攫千金は夢ではなさそうだ。
では、購入したあとの【保管場所】は、どこがいいのか。これは1位から「机の引き出し」「神棚・仏壇」「財布」の順なのだが、変わっているのが6位の「冷蔵庫」だろう。
「私が売り場の方から聞いた話では、冷蔵庫といっても冷凍庫で保管して夢をつかんだ方がいたそうです。1等の上は0等(れいとう)という“縁起”をかついだとか。ただ、もし冷凍庫で保管される方がいらしたら、ビニール袋などでしっかり包まないと破損のおそれもあるので、気をつけてください」(前出・長利氏)
実際に高額当せんを果たした780人の「幸運データ」を参考にすることが、夢のミリオネアへの近道かもしれない。