ジャンボが33組と83組、ミニは一の位の組で「0」を狙い撃つとなれば、次に気になるのが売り場だ。「ロト・ナンバーズ超的中法」(主婦の友社)の石川修編集長が話す。
「サマージャンボの過去3年間で、1等が連続して当せんしているのは東京、神奈川、山梨、静岡、大阪だけです。当然、宝くじファンであれば誰でも知っている東西の横綱と呼ばれる『西銀座チャンスセンター』と『大阪駅前第4ビル特設売り場』が連続大当たり中かといえば、前者は3年前にハズし、後者は昨年の的中がない。それぐらいサマージャンボの1等当せんは難しいんです」
確かに、過去3年の表を見ると、宝くじに強いと思われる札幌や名古屋、福岡といった大都市を抱える都道府県でも苦戦している。
「ですから、サマーは『いつも買っている売り場』を推奨します。『宝くじ長者白書』で購入のこだわりを見ても、売り場を選んだ理由として『いつも買っているから』が49%(421人)で圧倒的に多いんです」(前出・石川氏)
あえて「有名な売り場」まで出かけて当たった人はわずか9%。購入時にこだわったこと(複数回答)にしても、「高額当せんが発生した売り場」の回答は約11%(97人)だった。
いつも買っている売り場=有名な売り場というケースもあるだろうが、やはり会社帰りや買い物先での購入がベターなようだ。
最後に長利氏が注目の都道府県をあげる。
「私は『世界遺産』の地に注目しています。3年連続して1等を出している山梨と静岡といえば富士山。3年のうち2年で出しているのも世界遺産のある北海道(知床)、栃木(日光社寺)、兵庫(姫路城)、鹿児島(屋久島)です。『明治日本の産業革命遺産』の登録を巡って脚光を浴びる8県は特に注目ですね」
岩手、静岡、山口、福岡、佐賀、熊本、長崎、鹿児島県の人は、特に熱いサマージャンボ宝くじになりそうだ。