お次は、鹿児島県の「天文館CC」(鹿児島市)だ。
「昨年末に新装開店。九州一の有名売り場らしい堂々たる店構えで、顧客の人気も上々です。店前の路上にある名物のハッピー・チェアーの敷物も新調され、あとは『大当たり』を待つばかり。来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』の地であり、地元はすでに盛り上がっていますから、この夏に一発、大輪の花をドーンと頼みます」
現在放映中の大河ドラマは「おんな城主 直虎」。三河の今川家に翻弄された井伊家の物語だが、昨年のサマージャンボでは1等23本中、静岡県1本、愛知県2本、三重県1本と、撮影の舞台となった近辺から1等が爆発している。大河ドラマとサマージャンボ、何か不思議な関係があるのかもしれない。
「その静岡県にある『鈴木たばこ店』(静岡市)は、15年、16年と唯一、サマージャンボで連続して1等を出している“夏に強い店”です。開店したのが1940年というから、今年はめでたくも『喜寿』。祝いの年だけに3連覇もありそうですね」
連続ということでは、宝くじ売り場の御三家の一つ、愛知県「名駅前CC」(名古屋市)も好調だ。
「連続的に『億当たり』を出していて、ファンの信頼度も高いですね。特に昨年のサマージャンボでは1等を2本も出して、日本中をビックリさせました」
では、昨年不発だった「西銀座CC」(東京都中央区)と「大阪駅前第4ビル特設売場」(大阪府大阪市)の今年は、どうなのか。
「高額当せん実績でも、知名度でも日本一の売り場。『西銀座CCで買った』というだけで、ファンの心は満たされて幸せな気分になります。『1番の窓口で買うと当たる』というのが都市伝説となっていますが、今年は大丈夫でしょう。
大阪駅前第4ビル特設売場は、ジャンボの発売時だけ8つの販売会社が参加しているので、各窓口を買い回るのも一手だと思います。昨年の年末ジャンボ、今年のグリーン、ドリームと、連続して1等が出ている好調ムードですから、サマージャンボでも当然、1本出るでしょう」