7月スタートのフジテレビ系ドラマ「恋仲」にヒロインとして出演している本田翼。制作発表時に「視聴者の方に胸をときめかせていただけたら」と作品にかける意気込みを語っていたが、初回の平均視聴率は9.8%と大惨敗。「月9」枠としては初のひとケタ発進となり、今後の雲行きが怪しくなってきた。
そんな中、同局内では「改革案」として月9ドラマの廃止が平然と語られるようになったという。
「社長が4月の定例会見で『視聴率不振の現状を作ったのはドラマ』と明言したように、年々、ドラマ班の立場は悪くなっています」
こう言って表情を曇らせる、かつて月9ドラマにも携わったスタッフが続けて言う。
「一度、月9をやめたらどうか、という声も表立って他部署から出てくるようになりました。10年前では絶対に考えられない状況です」
局内では、本田の抜擢についても、あらぬ説が飛び交っている。
「彼女がヒロインに決まった時、局内では『ついに視聴率を気にかけなくなったのか』と囁かれました。確かに彼女は『数字を持っている』イメージではない。『上層部に本田ファンがいただけなんじゃないの』ともっぱらの噂です」(放送担当記者)
月9廃止に拍車をかける「恋仲」の大惨敗騒動。上層部が本田に胸をときめかせている余裕はなさそうだ。
(白川健一)