女優の沢尻エリカ(25)が、約5年ぶりの復帰作に選んだ映画「ヘルタースケルター」(7月14日公開予定)。クランクインするや、全裸に過激なセックスシーン満載と騒がれる中、早くも「バストトップ封印」情報が‥‥。映画評論家の前田有一氏も思わず喝!
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「極端に言えば、沢尻のヌードに注目の集まる作品ですよ。『セカンドバージン』の鈴木京香や、深田恭子が『夜明けの街で』において出し惜しみしただけに、プロ意識の高い沢尻なら、きっとそういうイメージをぶち壊してくれるだろうとファンも期待している。バストトップぐらいは見せてくれないと‥‥」
前田氏がこう話す映画「ヘルタースケルター」は、カリスマ漫画家・岡崎京子氏の同名コミックが原作。沢尻扮するヒロイン・りりこは、デブで不細工で、目玉と性器以外は全身整形という秘密を抱えながら、華やかな芸能界でトップモデルとして君臨。しかし、しだいに取り巻く環境からのストレスや後遺症などに悩まされ、精神を病む。ラジカルなセックス描写も秀逸な意欲作である。
共演の寺島しのぶから、
「私は何度も濡れ場で脱いできているんですけれど、沢尻さんは、凄い度胸。私は、リハーサルでは脱がないのに、もう、そっから(全裸)だもん」
と、赤裸々なエピソードが明かされるほど。
「まさに沢尻が初ヌードを披露するための絶好機であり、舞台はそろった。蜷川実花監督にしても、初監督作の『さくらん』から5年目。あの時は女性向けの作品ということで、バストトップは難しい状況でしたが、その中で菅野美穂が騎乗位で腰を振るなど、見せ場はあった。きれいな映像で魅せるだけに、女優陣は脱ぎやすいでしょう」
とはいえ、映画の濡れ場は“裏切り”の歴史でもある。期待して観た作品の濡れ場が、蓋を開ければ、観客を無視した露出度でがっかりさせられた経験も少なくないだろう。
「それなら沢尻も『クローズド・ノート』のような(濡れ場のない)映画だけに出演していればいいんですよ。わざわざ挑発的でセンセーショナルな作品を選ぶ時点で、ファンは期待する。映画のコピーだって、『見たいものを、見せてあげる』でしょう。それに応えなければ、“詐欺濡れ場女優”であり、それこそ鈴木京香の二の舞です。今の沢尻は追い詰められた状態と言っても過言じゃない。ここで女優魂を見せるのか、それともただのアイドル女優のようにスキャンダルを振りまくだけで終わっちゃうのか。真の本格派女優の濡れ場って、落ちぶれ感は漂いませんよ。逆に、好意的な温かな評価につながるもの です。『よくぞ、やった!』という意外性を見せてほしいですね」
沢尻に、この熱いエールが届くことを祈るばかりだが‥‥。
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