エンタメ

「お騒がせ男女」に激辛直言 オマンら、許さんぜよ!(4)斎藤佑樹←角盈男(野球解説者)

「桑田に弟子入りして下半身を鍛え直せ」

 キャンプ中の練習試合では、いまひとつピリッとしない日本ハムの斎藤佑樹 (23)。今季は“ポストダルビッシュ”の期待もかかるが、ヤクルト、巨人で投手コーチを務めた解説者の角盈男氏は「まだまだ課題あり」と注文をつける。

 最初に言っておきたいのですが、ダルビッシュと比べられては斎藤がかわいそう。メジャーが100億円出す投手と斎藤では器が違いすぎる。それは栗山監督もわかっているでしょう。首脳陣が斎藤に求めているのは、1年間ローテーションを守って2桁勝ってくれというレベル、でしょう。ただ私が見るかぎり、このノルマも簡単ではない。その理由は今年取り組んでいるフォームの改造にあります。
 ご存じのように、斎藤のフォームの特徴は、軸足(右足)が折れるところにあります。昨年は始動の段階から軸足を折っていました。今年は、左足を上げるまでは伸ばしたままで、そのあとに軸足を折るというフォームに変えています。このフォームだと体の反動を使えるので、球のスピードは増します。「斎藤は球威がない」という周囲の評価を彼自身も自覚しているからこその改造なのでしょう。しかし、ここに落とし穴がある。
 一度伸ばした軸足を折ると、当然、頭の位置も下がります。頭が上下動すると、投球も高低にばらつきやすくなる。これが、このフォームのデメリット。実際にキャンプ中の練習試合では、高めに浮いた球をホームランされていますよね。
 いくらスピードを増しても、それが高めの棒球になっては意味がない。155キロくらいまで出れば話は別ですが、反動を使ったフォームに変えてもせいぜい140キロ台後半でしょう。彼の持ち味は投球術とコントロール。その意味でも、それが生かせる昨年のフォームに戻したほうが賢明でしょう。
「球威を増す」という課題に取り組むことは間違っていません。ただ、軸足を折り続けたフォームで球威を増すには下半身の粘りが必要。そのためには尋常ではない足腰の強化が求められますが、これは本当に苦しいことです。
 それをやったのがロッテの大エースだった村田兆治さんや元巨人の桑田真澄です。私は桑田とは巨人で同僚でしたが、ランニングの質量はチーム随一。中腰の状態で左右にトスされるボールを、体をひねってキャッチし続ける練習などにも、本当にストイックに取 り組んでいました。
 斎藤の下半身は、まだまだアマチュアレベル。しかし、キャンプでニコニコ笑っている姿からは、桑田や村田さんほどの下半身強化に取り組んでいるようには見えません。だからこそ、反動を使った“安易な”フォームを選んだのかもしれません。
 今のままではシーズンに入っても一発病の危険は解消されないでしょう。投球術で10勝できたとしても、15敗は覚悟しなければならない。この数字を逆にするためには、桑田に弟子入りするくらいの覚悟で下半身強化に取り組む必要があるでしょうね。

カテゴリー: エンタメ   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」