今夏、数々の特番に出演し、ブームが再燃中の志村けん(65)。そこで話題になるのは結婚だが、加藤茶(72)の「年の差結婚生活」が反面教師となり、すっかりあきらめムードだという。
志村が引っ張りダコだ。7月11日には「これがホントのニッポン芸能史」(NHKBSプレミアム)でビートたけし、所ジョージらとお笑い史にまつわるトークに花を咲かせると、同月21日は、「だいじょぶだぁスペシャル」(フジテレビ系)で、久しぶりに加トちゃんとのコンビを復活させた。8月17日にはコント番組「となりのシムラ」(NHK)で伊藤蘭と37年ぶりの共演と、まさに「志村ブーム」が再燃しているのだ。
メディアへの登場が増えると話題になるのが、志村の結婚である。13年2月には、めまいを訴え、みずからのブログに、
〈なんか体調が違う いつもと違う〉
と書き、その後、検査入院した志村の健康状態について、ある制作会社のプロデューサーが語る。
「高齢や長年の酒がたたり、肝臓が相当悪く、数値的には黄疸が出てもおかしくないほど深刻だったようです。今回のブームは、やはり本物のコントができる芸人の不在が原因。まだまだ活躍できるので、誰か面倒を見てくれる人がいれば‥‥と心配する声は大きい」
その最有力候補とされていたのが、昨年6月に写真週刊誌「FRIDAY」に撮られたガールズバーの店長・Sさんだ。医者からは、「酒を控えるように」と言われる志村だが、その声を無視するように飲み歩き、足繁くSさんの店に通っていた。
「Sさんは志村好みの、『ぽちゃかわいい』系の美女です。今年に入って結婚秒読みか、と言われていたのですが、最近志村さんが心変わりしたらしい」(前出・プロデューサー)
その原因は20代後半というSさんの年齢。志村の脳裏にあったのは、45歳下の妻をめとった加藤茶だったという。
ある芸能記者が語る。
「加トちゃんは、バラエティ番組などで『年の差婚』の生活実態をネタにしています。当の加藤夫婦はおもしろがっているのですが、志村はそれを番組で観たり、仕事仲間から噂を聞いたりして、結婚に腰が引けたそうです」
検査入院など、加藤の体調不良が報じられるたびに、志村はこんな感想をつぶやくのだという。
「若い奥さんを養うために体にムチ打ってやっているんだろうなぁ‥‥」
また、加藤の妻の作るコッテリ料理や、妻の若い友人に加藤が囲まれて愛想笑いを浮かべる姿が、加藤のブログに掲載されると、
「俺もあぁなるのは嫌だ‥‥とても耐えられないよ」
「年の差は好き嫌いじゃなく、どうしようもない。歩み寄りがないからなぁ」
とコボすようになったというのだ。
「今ではすっかり結婚についてあきらめてしまったようです。これからも女性とは、友達以上恋人未満の関係でつきあっていくそうです」(前出・芸能記者)
変なオジサンのまま、おひとり様を楽しんでも「だいじょうぶだぁ」の心境のようである。