売り出し中の所属タレントを守る慣習は、老舗芸能プロを中心としていまだに根強く残っているようだ。老舗モデル事務所「オスカープロモーション」に所属する剛力彩芽(22)は“未体験”だという説が根強い。
芸能評論家の平田昇二氏が言う。
「オスカーさんは10代でデビューしたら25歳まで、20歳以降にデビューしたらデビュー後5年間は恋愛禁止というルールを設けているんですよ。彼女は共演者やスタッフが異口同音に『真面目な子』と評しているし、スキャンダルも皆無。周囲は彼女がルールを厳格に守っていると見ています」
幼くしてブレイクした子役出身の女優も“純粋培養”の傾向が強く、生娘っ子として成長していくことがままあるようだ。
「志田未来(22)は典型的なケースでしょう。特に志田に関しては、最近出演したバラエティ番組で『恋愛は全然ですよ』だとか『好きになったりとかはしますけど、全然自分からは行けないですし、アピールもできないので‥‥。たぶん向こうも気づかずに終わります』などと、男性経験の乏しさをカミングアウトしていたほどです」(広告代理店関係者)
周囲の期待や努力に報いるべく、これからも“安売り”だけはしないでいただきたいものである。
一方、育ってきた環境や周囲からの影響ではなく、プロ意識の高さから己を厳しく律している“ストイック処女”なる存在も芸能界ではチラホラ散見される。三十路に突入しながら、いまだにバージン臭が漂うのはベッキー(31)だ。
芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が明かす。
「ベッキーは幼い頃から『タレントになりたい!』という強い意志を持っていて、デビュー前から水着の写真すらほとんど撮っていないほどプライベートが露見しないよう気をつけてきたといいます。昨年、ウーマンラッシュアワーの村本大輔との密会シーンが撮られて噂になりましたが、単なる友達ということでした。男よりも仕事のほうが生きがいなのでしょうね」
同じくプロ意識の高さで定評があるのは、堀北真希(26)である。
「堀北さんはとにかくストイックです。同じ事務所に所属して年齢も一緒の黒木メイサと下積み時代にともに寮生活を送るなど、かつては“盟友”として知られていました。その後、2人は仲たがいしたのですが、その理由が一時期、男遊びに走ったメイサを堀北が“ガチ説教”したからだというんです。そればかりか、メイサの“デキ婚”が、堀北に対する事務所社長のガードをより堅くさせたともいいます」(前出・広告代理店関係者)
恋愛スキャンダルには女優以上に敏感なのがアイドルだ。最近では地方発アイドルグループ・Rev. from DVLの橋本環奈(16)が“千年に一人の逸材”として脚光を浴び、処女性が注目されている。
「広く活動を展開するようになっても、今のところ男性との親密写真流出のような失態はなく処女幻想を保っている。ただし、16歳と多感な年頃だけに、今後悪い虫がつかないか心配ではありますね。橋本がアイドルとしてさらに飛躍するためには、徹底したストイックさが求められることになるでしょう」(前出・平田氏)