ホステス経歴で内定取り消し。その後、みずから提訴して局アナの地位を勝ち取った日本テレビの笹崎里菜アナ(23)。大抜擢で初レギュラーが「シューイチ」に決まったが、放送時間は日曜朝7時半。元「夜の蝶」は朝の顔になれるか。
9月6日から「シューイチ」に出演予定の笹崎アナの近況を、制作会社スタッフが語る。
「スタッフルームやスタジオにもすでに挨拶に来ており、表面上はうまくいっています。でも、実際の周りの反応は皆、様子見の状態」
スタッフたちが内心で戦々恐々となる理由はその入社経緯にある。内定後に、東洋英和女学院大学時代に行っていた銀座のホステスバイト経験を人事部に報告。その後「清廉性に欠ける」として内定を取り消されると、一転、局を相手取り東京地裁に提訴。最終的に和解決着して入社した。
「やはり公権力まで使って局と戦った人だから、下手なことは言えない。ミスを厳しく怒ると、パワハラだと訴えられるかもしれませんからね」(前出・制作会社スタッフ)
入社当初は男性スタッフが「どの子?」と見に来たり、研修で各部署を回っていた時にも近くでヒソヒソ話をされたりなど、針のむしろ状態だった笹崎アナ。社内ではうつむきがちに歩いていることも多かったという。
「アナウンス部に配属後、先輩アナなどから軽く無視されたこともあったらしい。笹崎は肝が据わっていて、冷ややかな視線を向けられても、ニラミ返していたそうです」(芸能関係者)
また、こんな事件まで起きたという。
「局の人間しかいない新入社員歓迎会の席で川柳を披露したことがメディアに漏れて報じられた。笹崎は『局内にも敵はいる』とショックを受けたそうです。お互い腹の探り合い状態です」(前出・制作会社スタッフ)
まさに腫れ物扱いの笹崎アナだが、今回の抜擢の背景にも事情があった。
「すでに色がついてしまっており、報道では使えないということになった。そこで朝の情報番組か夜の番組となったが、夜だと芸人にイジり倒される。朝ならそこまでやられることはない、と判断した結果です」(前出・制作会社スタッフ)
笹崎アナはこのチャンスをモノにして何とか局内の地位を確保するべく、必死の構えのようだ。
「高いヒールも履いていないし、服装もオーソドックスなものにしている。髪の色も栗毛色から黒色に変え、これまでの男を惑わすような魔性のホステスメイクも封印。チークをあまり強くしないなど、派手さを抑えながらも、艶やかに見える化粧をメイクさんと相談して決めたそうです」(前出・芸能関係者)
まず服装とメイクから──銀座で学んだ“オンナ道”は生かされているようだ。
元「夜の蝶」から「朝の顔」へ「脱皮」を図る笹崎アナだが、肝心の仕事に関しての評価はどうか。
「アナウンス力は低評価ですが、男性スタッフの人気は相変わらず高い。テレビ局は男社会だから、男の生態をわかっている女性が現場にいるほうが雰囲気はよくなる。『ポッと出の下手な女子大生上がりが来るよりよっぽどいい』という人もいます」(前出・芸能関係者)
今や日テレも、笹崎アナを全面的に売り出そうとしているという。
「そもそも内定取り消し騒動が大事になったのも、騒動自体を隠し立てしたから。『笑ってコラえて!』で、異例の、笹崎アナら新人アナの『長期密着企画』をやっているのも上層部の指示だといいます」(前出・芸能関係者)
まだまだ笹崎アナから目が離せない。