8月26日に放送されたドラマ「リスクの神様」(フジテレビ系)第7話の視聴率が3.9%だったことがわかった。同ドラマは初回7%だったものの、回を重ねるごとに下降が止まらない。
「『リスクの神様』の序盤は、掃除機の発火や、食品への異物混入などわかりやすい問題にスポットを当てていたので一部の視聴者からは支持を得ていました。しかし今回の7話は企業買収をテーマとし、ハゲタカ、ホワイトナイト、TOBなどの専門用語が飛び交う内容だったため、専門知識のない視聴者から敬遠されたようです。そのため、たたでさえ苦戦していた数字をさらに下げる形となってしまった」(テレビ誌記者)
その一方で、同じフジの「HEAT」は途中2.8%という低視聴率を記録したものの、その後は3%台が続いている。だが「リスクの神様」はまだ「HEAT」ほど低視聴率ではないとはいえ、数字が右肩下がりのため、いまだ視聴率の底が見えない危険な状態だという。
「『HEAT』は第9話で終了と決定していますが、『リスクの神様』は今のところ全10話の放送が予定されている。そうなると最終回までにさらに数字を下げていき、『HEAT』越えの大惨事となる可能性も否定できない。またAKIRAはダンサーですから、視聴率が爆死しても仕方がないという目で見られていますが、堤の場合は芸歴30年以上大ベテランです。そのため俳優としてのダメージは、堤の方が何倍も大きいはずです」(前出・テレビ誌記者)
同時期に2つのドラマで3%台を叩き出してしまったフジテレビ。この地獄が続く限り、来期以降も俳優は苦しむことになりそうだ。
(森嶋時生)