前田敦子が濃厚キスなどの艶シーンに挑戦していることで話題のドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」(TBS系)が好調だ。5月11日深夜放送の第4話では視聴率3.4%をマーク。2.1%発進だった初回から大きな伸びを見せており、事前の予想を裏切るヒットとなっている。その好調ぶりについてテレビ誌のライターが解説する。
「本作品が放送スタートする0時12分は、本来なら視聴率がガタ落ちする時間帯です。TBSで言えば『NEWS23』を見終わった時点でテレビを消す人が多く、24時台の視聴率1%はプライムタイムの2.2%に相当すると言われています。その計算でいくと『毒島ゆりこ~』の最新回は7.5%に相当し、ドラマが低調な昨今ではなかなか健闘している数字と考えていいでしょう」
そんな好調ぶりに加え、主演の前田に関しても聞こえてくるのはいい話ばかり。「演技は下手」という声はまだ多いものの、本人がこのドラマを楽しんでいるのは確かなようだ。その姿は、視聴率が低迷するドラマ「OUR HOUSE」(フジテレビ系)で主演を務める芦田愛菜と対照的だと、前出のテレビ誌ライターは指摘する。
「芦田に関してはダブル主演のシャーロット・ケイト・フォックスと現場で一言も口を利かないとか、所属事務所がフジテレビにプレッシャーを掛けているなど、いい話を聞きません。そして視聴率は3.8%までダダ落ちし、『毒島ゆり子~』に肉薄される始末。もし視聴率で逆転されようものなら、前田より数字を稼げないというレッテルが貼られるのは確実でしょう」
ちなみに芸歴では前田のほうが先輩。女優歴に限っても前田は2008年に連ドラ初主演を果たしており、2009年デビューの芦田より先輩なのである。それでも女優としての格は芦田のほうが上だとするのが一般的な見方だったが、この調子では名実ともに前田が芦田を上回る可能性も低くなさそうだ。
(白根麻子)