10月10日スタートのドラマ「いつかティファニーで朝食を」(日本テレビ系)で、トリンドル玲奈が連ドラ初主演を果たすことがわかった。
2012年のドラマ「黒の女教師」(TBS系)で女優デビューしたトリンドルだが、今年7月公開の主演映画「リアル鬼ごっこ」では演技が酷評され、興行的にも大コケ。それゆえ今回の主演ドラマでは巻き返しを図りたいところだが、テレビ誌ライターは「テレビ局側はさほど期待していないのでは」と予想して、こう続ける。
「実はこのドラマ、日本テレビだけで放送される関東ローカルなんです。放送時間は土曜深夜の1時25分からで、いまは『デスノート』の宣伝番組を放送している枠。裏番組には『うまズキッ!』や『COUNT DOWN TV』などの定番番組が並んでおり、ハナから視聴率は期待していない時間帯と言えますね」
この土曜深夜はかつて、AKB48・島崎遥香主演の「私立バカレア高校」や、キスマイの派生ユニット・舞祭組をフィーチャーした「平成舞祭組男」といったドラマを放送していた枠でもある。ただ、それらの作品は関西地区などでも放送されており、放送時間も30分以上早い0時50分からだった。それに比べると、「いつかティファニーで朝食を」がいかにも深夜番組然としているのは否めない。
「30分ものの深夜番組は、制作費が1話200万円程度と言われています。ゴールデン帯の1時間ドラマだと2000万円以上かけて作っていますから、実に十分の一という低予算です。局にしてみれば、知名度のあるキャストを使って若手局員にドラマ製作のノウハウを仕込む、練習台代わりなのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
いずれにせよ、どんな時間帯であれ話題になる番組はあるもの。もし本ドラマがヒットすれば、「女優・トリンドル」への評価が一変する可能性もある。土曜深夜に良質なドラマが観られることに期待したいものだ。
(白根麻子)