9月12日、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)第21弾が放送された。同番組は2007年から放送が開始され、今ではテレ東を代表する人気番組となっているものの、近年は一部の視聴者から内容に不満が出始めているという。
「『ローカル路線バスの旅』は、太川陽介と蛭子能収に女性ゲストを加えた3人で、路線バスを乗り継ぎ目的地の到達を目指すという旅番組です。この番組がここまでヒットしたのは、チームの和を崩す蛭子のワガママっぷりにありました。しかし、彼は人気番組となったことで周りの目を意識してか、回を増すごとに言動が大人しくなっているのです。そのため、蛭子がテレビの予定調和を崩すシーンを好んでいた視聴者からすると、最近は物足りないと感じてしまうのでしょう」(テレビ誌記者)
今回の最新作では堺から紀伊半島を半周し、鳥羽市の鎧崎灯台を目指したものの、期限内に辿りつくことは叶わず失敗に終わった。
そんな道中、出演者によるある行動が、一部の視聴者をドン引きさせたという。
「今後のルートに関する相談をするため、3人が街の小さな案内所を訪れた時のことです。受付の人が奥でルートを調べるために電話している際、リーダーの太川が入り口にあったシューアイスの冷凍庫を発見。すると「お金は後で。今、(受付の人が)いないから食べちゃお」とアイスを出演者に配って、そのまま食べ始めたのです。この行動にネットでは『え!お金払ってからじゃなくていいの?』『店の許可なく勝手にアイスを食べだしたのにはドン引きした』との声が相次ぎました。もちろん後でお金は支払ったでしょうが、そのシーンはカットされていたため、一部の視聴者からは驚きの声が続出しました」(前出・テレビ誌記者)
今回は自由奔放な言動が人気の蛭子でなく、常識人としてチームを引っ張っていく役割の太川陽介が率先したこともあり、視聴者からは厳しいツッコミが入ってしまったのかもしれない。
(森嶋時生)