10月中旬にTBS系列で放送され、過去最高の平均視聴率15.0%(関東地区)と大盛り上がりを見せた「キングオブコント2015」決勝大会。優勝したコロコロチキチキペッパーズにオファーが殺到し、「仕事が10倍になった」など、終了後も話題が絶えない同大会だが、放送したTBS社内で何やら「不穏な話題」が広がっているという。
「定例会議で『ロッチの1本目のネタは盗作ではないか』と問題視する声が上がったんですよ。会議では『もしロッチが優勝していたら炎上騒ぎになるところだった』とまで言っていて、『事前のチェックは万全だったのか』と責任を問う発言が飛び出しました」(TBS社員)
「ロッチの1本目」とはどのようなものだったのか。TBS社員が続ける。
「『試着室で着替えをするネタ』です。このネタが、以前にフジテレビ系『ダウンタウンのごっつええ感じ』で放送された東野幸治とYOUによるコント『試着』と酷似しているんですよ」
もっとも、このネタに対し、ダウンタウンの松本人志ら審査員の下した評価は、問題視どころか今大会の最高得点。番組関係者によれば、「キングオブコント主催者である吉本興業に確認したところ、このネタを全く問題視していない」という。
果たしてオリジナルか盗作か。そして「騒動」はこのままフェードアウトするのか──。
(白川健一)