10月20日から放送されているソフトバンクの新CMに、批判の声が寄せられている。
「鉄腕アトム」「ちびまる子ちゃん」「ゴルゴ13」など名作アニメの主人公の、その後の姿を実写で登場させる今回のCM。キャラクター同様のポーズを決めるなど懐かしい姿を披露しているが、その中で「原作無視」「不快」などと、ネット上でバッシングを受けているキャストがいるのだ。
「元『セーラームーン』として登場している小泉今日子です。このキャスティングには『成人したら老化が止まるはずなのに』『絶対に原作見ないで作ってる』、ムーンスティックが自撮り棒になって伸びる演出には『ムーンスティックは伸びない』『ファンをバカにしている』などなど。熱狂的なファンが多かった作品だけに、細かく練られた設定を完全に無視したこのCMが許せないのでしょう」(広告代理店関係者)
また、批判の要因はこのアニメのファン層にもあるという。
「『セーラームーン』はミュージカルにも展開し、大人の男性ファンもたくさんいました。彼らは若い頃から出まくっている小泉今日子をずっと見てきていますし、『セーラームーン』が始まった頃にすでに大人だったことも知っています。『セーラームーン』の世界を描くには小泉のイメージが強すぎることも、批判の的になっているのではないでしょうか」(番組制作会社スタッフ)
かつては絶賛されっぱなしだったソフトバンクのCMだが、現在はauの「三太郎」シリーズの勝ちという声のほうが上回っているようだ。