中村アンのタレントとしての苦悩が、あることから垣間見えた。
1日に放送されたラジオ番組「TKO・中村アンのちょこっとやってまーす!」(MBSラジオ)で、なんと収録中にも関わらず、中村が台本裏に落書きをしていたことが同番組の放送中にバラされる一幕があった。
その落書きというのも、ひたすらニコニコ顔とハートマークを描かれたもので、そのニコニコ顔の数は100個ほどにも及ぶ。
それを見た共演のTKO・木下隆行が「病みが見える」とイジったわけだが、番組終了後にインスタグラムに「私の病み」というタイトルで写真をアップ。
番組終盤に参加した加藤浩次が、現在放送中の月9ドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジテレビ系)に出演する中村に、ドラマについて聞かれると、『そんなにたくさん(出番)ないですから、私は』と控えめに答えた。さらに『忙しいのも大変でしょ?』と問われると、『暇ですよ‥‥』と寂しげに回答。現在の自身の状況を謙虚に分析しているようにも聞こえ、スタジオではこの“病み”について、忙しすぎることからくる症状と決めつけて無理やり話を進めていたが、リスナー全員が「どう考えても仕事が減ったことに対するウツ状態」と感じたことは確か。
「新星おバカタレントの藤田ニコルや、炎上クイーン・矢口真里の復活などもあって、女性タレント業界も飽和状態。13年あたりからブレイクし始めた中村ですが、彼女の失速し始めた分岐点としてあげられるのが、昨年3月に菊池亜美と出演したバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)。売れっ子タレント2人の『生き残りをかけた女の戦い』がテーマでしたが、菊地と比べあまりにもしゃべることができず、あげくに号泣。以降、ブレイク当初ほどの毒舌ぶりが影を潜めてしまい、思いっきりのよさが消えてしまった。今では言いたいことがあっても言えないようなキャラにまで落ちてしまったようです。もともと、メンタルが強いタイプじゃなかったのでしょう。これ以上、深刻にならないかファンは心配しているそうです」(週刊誌記者)
無論、ただヒマだったから落書きをしていた可能性はあるが、仮にもラジオの収録中。毒舌キャラでもなければ、優等生でもないとなると、もはや曖昧なだけの存在。周囲がかまってくれている間に抜本的な対策が必要だろう。
(佐伯シンジ)