今となってはジョニー・デップの代表的キャラクターとも言える「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウだが、そのジョニーの“おネエ”な描き方をプロデューサー陣が気に入らなかったことで、シリーズ第1作の制作中に危うく解雇されるところだったそうだ。
出演最新作「ブラック・スキャンダル」のロサンゼルスで行われたPRイベントでジョニーが「製作側は僕をクビにしたかったんだ。『畜生、ジョニー・デップがこの映画を台無しにしている! あれは何なんだ? 酔っ払いなのか? 同性愛者なのか?』ってことになってたから、僕はまさに解雇されると思ってたね」と明かした。
しかし、ジョニーはミーティングに呼ばれた際に完璧な言い訳を思いついたそうで、「ジャックが同性愛者なのかと聞かれた時、僕は『僕が演じているキャラクターは全部そうだって知らなかったんですか?』って言ったんだ。本当にクビにされると思ったけど、なぜかされなかったんだよね。実際、僕のキャラクターに字幕を付けようとしていたんだよ。彼らはキャプテン・ジャックを理解できなかったんだ」と説明した。
そんな経緯もあったジャック役だが、プロデューサー陣の心配とは裏腹にアカデミー賞にノミネートされるほどの評価を得た。