“ジョニデ”こと、ハリウッド俳優のジョニー・デップの“失踪”が映画関係者の間では「さもありなん」と失笑をかっている。
オーストラリアで撮影中のドル箱シリーズ「パイレーツ・オブ・カリビアン」最新作のロケ中に手を負傷、それを理由にアメリカへ一時帰国していたデップだが、傷も癒え、いざ撮影再開という4月下旬になってもエージェントすら連絡を取れない「消息不明」に陥っているという。このニュースに映画関係者は苦笑を隠せない。
「正直いって、ジョニデは終わっています。最近は夫婦不仲、重度のアル中などが話題になることが多いですが、それ以上に本国では客が呼べない役者になり下がったという事実。これが全ての要因です。本人のプライドはズタズタで、撮影中に失踪と聞いてもさほど驚きませんね」
この失踪事件の伏線として、今年の1月公開で製作も主演も務めた入魂作「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」の大コケがある。全米での同作の公開1週目の興収約400万ドルは、自身最大のヒットとなったパイレーツ第2作「デッドマン・チェスト」(06年)の1億3560万ドルに比べると、信じられないほどの不入り。最近は出演した映画が軒並み配給会社の期待を下回るなど、その人気の陰りが指摘されてはいたが、トドメを刺された形だ。
そんなジョニデだが、今年1月の来日時でも事件を起こしているのは記憶に新しい。