6月20日に、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」ジャパンプレミア出演のため来日したばかりの俳優・ジョニー・デップのイギリスでの発言が、今大きな波紋を呼んでいる。現地時間の22日、グラストンベリーで行われた音楽祭に出席した時のことである。
「会場に集まった1500人もの観客に向かって、突然『ここにトランプを連れて来れるかな?』と問いかけた。イベントとは関係ない発言に、観客はブーイングの嵐。しかしジョニーは構わず、さらに『俳優が大統領を暗殺したのは、いつだった?』と問いかけたんです」(映画誌ライター)
これは、1865年にリンカーン大統領が俳優のジョン・ブースに暗殺されたことを指していると見られ、「(暗殺は)しばらく起こってないが、今がその時かも」と、まるで暗殺をほのめかすような爆弾発言まで炸裂させた。これを受け、ホワイトハウスは「トランプ大統領は、あらゆる暴力的行為も否定してきた。ジョニー氏が理解してくれないのは、悲しいことだ」と声明を発表した。
事態が予想以上に大きくなり、慌てたのか、翌日ジョニーは米芸能誌「ピープル」に謝罪コメントを掲載。「昨夜、トランプ大統領について悪い冗談を口にした事を謝罪したい。(中略)笑わせようと思っただけで、誰も傷つけるつもりはなかった」とお詫びのコメントを寄せた。
「実は、ジョニーはハリウッド俳優の中でも“お騒がせキャラ”で有名。1994年にはニューヨークのホテルで暴れて逮捕されていますし、16年には3人目の妻にDV被害を訴えられる騒動を起こしています。破天荒な生き方は彼の持ち味とも言えますが…」(前出・映画誌ライター)
まあ、どんな形であれ話題になることで、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の興収アップは間違いない!?