賛否渦巻く紅白歌合戦出場歌手問題だが、AKB48グループのファンたちの間では議論がいまだ止まないようだ。
ファミリーで出場者リストに名を連ねたのは8回目の出場となる本家のAKB48。そのAKBの公式ライバルグループで今回が初出場となる乃木坂46。そして、姉妹グループからは唯一の出場となるNMB48の3組。
12年から3年連続で出場していたSKE48、昨年初出場を果たしたHKT48は惜しくも落選となってしまったが、それぞれのファンたちは「SKEはイケると思ったのに」「昨年はSKEとNMBメドレーだったから、今年はHKTも混ぜて3グループのメドレーでいいと思ったけど」「受け止められない現実だ」と落胆。そればかりか、一部からは「SKEが出ないなら紅白は観ない」「受信料払うのやめる」という声明まで上がっている。
「同局で現在放送中の朝ドラ『あさが来た』の主題歌にAKB48の楽曲『365日の紙飛行機』が使用されていますが、同楽曲のセンターにNMBのエースである山本彩が選ばれていることも、NMBの出場を後押ししたことは間違いありません。乃木坂については本家のAKBにも迫る勢いもあるため、これも順当です。SKEやHKTファンも辛いでしょうが、今年はももいろクローバーZやきゃりーぱみゅぱみゅなどの落選もありますから、仕方ないことだと薄々は気づいているはず。HKTの指原莉乃もバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で紅白について聞かれ『今年は乃木坂46が売れてきているのでHKTは厳しいんじゃないかというのが見解です』と話していましたし、悲しくもその予言が的中してしまいました」(アイドル誌ライター)
とはいえ、1年間頑張ってきたメンバーたちのショックは相当大きいという。指原も同日にツイッターで「みんなでサラッと泣きました。少しだけ泣いて、来年は楽しく過ごそう」とツイート。SKEの松井珠理奈もトークアプリ「755」でファンの励ましのコメントに「前向きに。。。前のめりに。。。でも、悔しいですね」と負けず嫌いの彼女らしい返信をしている。
無論、大手所属事務所やグループには出場枠数があるという事情が大きいわけだが、受信料を払っているお茶の間にとっては迷惑とすら言える“大人のルール”。本当に人気と実力があればそんな垣根は取っ払ってもOK、そういうフェアな紅白も一度は観てみたいものだ。
(石田安竹)