国民的なヒット曲が不在と言われながら、それでも紅白は21世紀も高い視聴率を誇る。記憶に新しい幻の歌姫たちを総点検する。
松浦亜弥(01~05年/代表曲 「LOVE 涙色」)
ソロアイドル不毛の00年代において、孤軍奮闘した功績ははかりしれない。13年、w-inds.の橘慶太との10年以上の交際を実らせてゴールインし、14年に長女を出産。
小柳ゆき(00~02年/代表曲 「あなたのキスを数えましょう」)
154センチと小柄だが日本人離れした歌唱力を誇り、デビュー曲は45週チャートインするロングセラー。その後、自身が「天狗になった」ことを詫びるほど仕事が激減した。
花*花(00年/代表曲 「あ~よかった」)
庶民的な女性の心情を歌に託し、同性だけでなく、オネエ系にも広く支持された。03年にはいったん活動を休止したが、ボーカルレッスンの講師と並行しながらコンビ活動も再開。
Whiteberry(00年/代表曲 「夏祭り」)
北海道北見市出身の5人で結成されたガールズバンド。浴衣の裾をまくったファッションも注目された。04年にメンバーの進学で解散し、ボーカルの前田由紀のみ現在も活動。
ZONE(01~03年/代表曲 「secret base~君がくれたもの~」)
バンドでもなくアイドルでもない「バンドル」として売り出され、紅白にも3回出場。解散後の11年に再結成したが、メンバーの「著しい不品行で契約解除」などで大失敗。
彼女たちのステージを再び見られる日は来るのだろうか。