5位にはツービートならぬ、ビートたけしが単独ランクイン。
「毒舌ぶりではツービートにかなう者はいない。『笑ってる場合ですよ』の水曜コーナー『全日本勝ち抜きブス合戦』はもはや俺の伝説。全国大会で優勝した日本一のブスが、うれし泣きしている奇妙な姿にたけしも苦笑い。腹がよじれた」(岡山県・鉄鋼業・61歳)
バカ、じじぃ、カッペ、その毒舌は小気味よかった。
「強烈だったのが『学問のススメ』の最終回。ムッシュかまやつに向かって『ヅラのくせに、コノヤロー』と放言したのは忘れられない。今は封印しているが、あの猛毒があるからこそ、たけしは今でもお笑い界に君臨し続けているのだと思う」(大阪府・とび職・58歳)
6位は上方の喜劇王・藤山寛美がおいでやす。
「あの絶妙な間は誰にも真似できひん。完成された名人芸ですわ。放蕩三昧のあげくに何億円もの負債を抱え、舞台袖にまで借金取りが取り立てに来てましたわ。新喜劇のような私生活にも芸人魂がありました」(兵庫県・自由業・72歳)
7位は、てんぷくトリオの三波伸介が満点顔で登場。
「今の笑いは質が落ちたから見たくない。その点、三波伸介はコントをやっても司会になっても、一挙手一投足に、ほっこりする笑いがあった」(岐阜県・精密工業・72歳)
8位には中高年の星・綾小路きみまろにラブコールが集まった。
「一度でいいから生で見て夫婦で爆笑したい」(福島県・自営業・63歳)
9位には落語界から林家三平が参戦。
「落語家なのに、アコーディオンの伴奏の漫談調スタイル。『正月に和尚が2人で和尚がツー』とかトボけてた」(徳島県・鉄道・59歳)
10位は藤田まことが“どんなもんや”とランクイン。
「『てなもんや三度笠』で藤田まことが全国を行脚する股旅姿がイキでした。財津一郎の『ヒッジョーニ、キビシー』もおもろかった」(京都府・小売業・74歳)
も~1度だけ見させてチョーダイ。
「平成28年になった今でもたけし、さんま、タモリのビッグ3など、昭和に名を上げたベテランがテレビの一線で活躍し続けているのは不思議です。今後、常識をブチ壊すような若手が出てくることを期待したいところですが‥‥」(ライター・山中伊知郎氏)
昭和の笑いは永遠に不滅だ!