ボーカル・川谷絵音の不貞騒動で注目される「ゲスの極み乙女。」が音楽面でも絶好調だ。最新アルバムの「両成敗」は1月13日の発売以来、5日間連続でデイリーランキング2位以内に君臨。ゆずの新作と週間1位を競い合う好調ぶりを見せている。しかも、彼らの楽曲への興味も高まっているというのだ。音楽ライターが解説する。
「音楽専門サイトの歌ネットでは、アクセス回数の週間ベストテンにゲス極の楽曲が2曲ランクイン。デイリーでは3曲がランクインしており、関心の高さがうかがえます。なかでも代表曲『私以外私じゃないの』の歌詞表示回数は80万回を超え、三代目JSBが今年リリースしたシングルを上回っているほどです」
たしかにバンドの注目度は高まっているようだが、歌詞への関心ということであれば、ベッキーとの不貞行為で興味を持った人が面白半分にアクセスしている可能性もある。しかし、前出の音楽ライターは楽曲そのものへの興味も高まっていると指摘する。
「カラオケ大手のDAMが発表している最新の週間ランキングにて、『私以外私じゃないの』が46位に初登場しています。大したことない順位のように見えますが、ゲス極の楽曲はキーがすごく高いこともあってカラオケでは避けられがち。それがコブクロやEXILEと並んで50位以内にランクインしているのは快挙とさえ言えます。おそらくカラオケユーザーのなかで、あの曲に挑戦してみようという気概が高まっているのでしょうね」
これらの人気に不貞騒動による焼け太りの効果が大きいことは明らか。今が旬なゲス極とあって、カラオケで歌えば注目されることは間違いない。ただしキーの高さと独特な節回しが原因で歌いこなせず、ゲスな出来栄えに終わってしまうことには注意したいところだ。
(白根麻子)