一部報道でバラエティ番組「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)の春以降の放送時間が、現在の火曜21時から、金曜21時に移動するという話が浮上し、話題になっている。
「かつてはバラエティファンから絶大な支持を得ていた『ロンハー』ですが、最近は企画内容に対する不満の声がネットでは目立ちます。1月26日の放送でも、1年かけて芸人にドッキリを仕掛けるという企画でしたが、その内容は、毎月、臭い匂いを嗅がせる、虫で驚かすなどチープなものばかり。期間中、何度も仕掛けられる芸人側も、ドッキリに慣れることでリアクションに面白みがなく、視聴者から、『期待はずれ』との声が飛び交いました」(テレビ誌記者)
かつては趣向を凝らした壮大なドッキリを連発し、話題をさらってきたロンハーだが、近年は企画がマンネリ化し、視聴率も低迷。いつ打ち切りが上層部から言い渡されてもおかしくない状況という噂もある。
そんな同番組は、最後のチャンスとして、放送枠を移動させる可能性があるという。
「『ロンハー』は元々、1999年に『イナズマ!ロンドンハーツ』として、日曜20時台に放送されていました。それが2001年には火曜21時に移動。しかし近年は、『マツコの知らない世界』(TBS系)『なんでも鑑定団』(テレビ東京系)など強力な裏番組に人気を奪われ、視聴率は低迷しています。そこで金曜21時に移動させるという話があり、前番組の『ミュージックステーション』から、若者の視聴者をそのまま取り入れようとする狙いがあるようです」(前出・テレビ誌記者)
もし金曜21時に進出し失敗した場合、今度こそ打ち切りが宣告されるといわれる「ロンドンハーツ」。芸人たちは、17年という月日の流れる番組の火を、今後も灯し続けることができるだろうか。
(森嶋時生)