毎週火曜日に放送されていたバラエティ番組「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)が、4月から金曜21時台へ移動となった。だが枠の移動後、番組の企画に関して視聴者から辛辣な意見が続出しているという。
「金曜に移ってからの『ロンハー』は、おデブタレントの運動や食事風景を映した企画、芸人たちが歌ってパフォーマンスする企画など、かつての攻めた内容とは真逆のユルめな企画ばかりになりました。そのため視聴者からは『いつからロンハーはデブいじりバラエティになったの?』『金曜になってから酷すぎる』『完全に子供向けだ』と辛辣な意見が殺到しています」(テレビ誌記者)
「ロンハー」といえば、過去には“保護者が子どもに見せたくない番組ランキング”で不動のトップに位置していた。だがそんな要素が、一部のバラエティファンから熱烈な支持を受ける理由でもあったのだが、現在は大人しい企画ばかりが放送されている。
その理由は、同番組の人気低迷が影響しているのだという。
「『ロンハー』は近年、視聴率が低迷していたことで、最後のチャンスとばかりに金曜に移動し、再起を図ろうとしているのです。つまり金曜でダメならば、打ち切りの可能性もある。そのため、制作側はなんとしても視聴率を取らなければならず、青少年に悪影響を与えるような企画は排除。そして金曜の前番組『ドラえもん』や『Mステ』などから流れてくるファミリー層を、絶対に逃さないような万人受け企画へ路線変更することになったのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
しかしその結果、元々の「ロンハー」ファンすらも逃してしまったのか、5月13日の視聴率は6.2%という低い数字を記録。このままでは、打ち切りの決断が上層部から下される日も遠くはないかもしれない。
(森嶋時生)