2月5日、産経新聞の一面に、
〈自民、今井絵理子氏擁立へ 参院比例 元SPEED〉
という見出しが躍った。記事では、自民党が夏の参院選の比例代表候補として、今井を擁立する方向で調整していると報じられている。政治部記者はこう話す。
「若い世代から年配層まで、『SPEED』の知名度は抜群です。これまで自民党は沖縄での票集めに苦戦しているため、目玉候補としては適任でしょう」
今井といえば、沖縄アクターズスクール出身の4人のメンバーで構成された、ダンス&ボーカルグループ「SPEED」に所属。セカンドシングルの「STEADY」など、ミリオンセラーを連発している。
そんな今井の「スクープ報道」に驚いたのは何よりもファンであったのだが、「出馬」だけが理由ではなかったようだ。
「びっくりしたのは、『元』という見出しです。00年に解散しましたがその後、再結成していたのですが‥‥。これまで『SPEED』のファンクラブに年会費を支払ってきたのに、それでは一体、何に入会しているというのでしょうか」(10年来の女性ファン)
1月27日には、ライブ映像が収録された「SPEED SONIC GROOVE LIVE Blu-ray BOX」が、予約を募っていたにもかかわらず、突然、発売中止になり、「解散」から「立候補」への布石だったのではないかと、波紋を広げている。
産経新聞のネットサイトでは、同じ記事なのに「元」という文言が外されていた。それでもファンたちに芽生えた疑念は晴れそうにない。