2月8日放送のフジテレビの月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第4話の視聴率8.9%に下落。早くも2回目の2桁割れを記録してしまった。一方で水10ドラマの「フラジャイル」は同じ第4話の比較で9.7%と圧勝。フジテレビにおけるドラマの序列をひっくり返す勢いなのである。テレビ誌のライターが説明する。
「内容が暗すぎると先行きが危ぶまれていた『いつ恋』ですが、第4話では主人公・高良健吾の二股がクローズアップされ、女性ファンのヒンシュクを買っています。図らずも世間を騒がせている『ゲスの極み乙女。』川谷絵音や狩野英孝とイメージが被ってしまい、現実世界だけでなくドラマにまでゲス男が登場するのかと、視聴者を呆れさせているんです」
ただでさえ昨今のドラマは、女性ファンが視聴率を支えるもの。もちろんWヒロインの有村架純と高畑充希、そして森川葵という美人女優3人を目当てに観る男性ファンもいるが、現状のストーリーでは女性ファンも男性ファンも取り込めない恐れが強そうだ。テレビ誌のライターが続ける。
「男性ファンは可愛い女の子の笑顔を見たいのに、女優陣はいずれも暗い表情ばかり。高畑は年齢に見合わない年増っぽい衣装を着せられ、老人ホームでの制服姿が色っぽいと話題の有村も今以上に肌を見せる様子は見られません。それでいてイケメン俳優の高良がゲス男ぶりを発揮するだけでは、視聴者のモヤモヤが増大するだけです」
平均視聴率はなんとか10.0%をキープしているものの、「フラジャイル」も同9.8%と大健闘。次回の数字次第では、低視聴率の代名詞的な存在だった水10ドラマに負けるという、フジテレビ内での下克上が発生しそうな勢いだ。
このままでは「いつかこの低視聴率を思い出してきっと泣いてしまう」ハメになりかねず、悪い意味で目が離せないのである。
(白根麻子)