2月27日公開の映画「珍遊記」で、伝説の僧侶・玄奘を演じている倉科カナ。丸坊主姿のシーン写真が公開され、大きな反響を呼んでいる。
「78年にテレビドラマ『西遊記』(日本テレビ系)で夏目雅子が三蔵法師を演じて好評だったことから、その後も『西遊記』が映像化されると深津絵里や佐々木希などの女優が三蔵法師を演じるようになりました。女優が丸坊主姿になると凛とした美しさが際立ち、特別な存在感が表現できて画面が締まるんです。ですが今回の倉科が演じた僧侶・玄奘は、三蔵法師とは違ってお下劣なセリフを連発する。よくぞこの役のオファーを受けたと感心します」
と言うのは映画製作関係者。実はこの映画、他に類を見ないギャグ漫画家・漫☆画太郎先生の描いた「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」を実写化した作品。不良少年・山田太郎が、坊主の玄奘らとともに天竺を目指すという「西遊記」のパロディ的な内容で、小学生が喜びそうなお下劣ギャグが全編にたっぷりと詰まっているのだ。
「倉科本人も『なんてハレンチなセリフを言っていたんだろう』と、この作品の制作当時を振り返っているほど。つくづく、倉科は間口の広い女優になったなあと思いますね」(前出・映画製作関係者)
ここはひとつ童心に返って、映画館でお下劣なギャグにまみれてみては?