芸能界は今、姉妹タレントブーム。ざっと見渡しても、広瀬アリスとすず、平愛梨と祐奈、高橋メアリージュンとユウなど、数多くの姉妹が活躍している。最近では、有村架純の姉がグラドルの新井ゆうこだったことが発覚したり、倉科カナの妹・橘希がドラマ「デスノート」(日本テレビ系)に出演していることでも話題を呼んでいる。
「多くの場合、姉が先に芸能界入りしてから妹が後に続きます。姉が美しければ妹も美しいのは想像に難くない。もちろん事務所側がその点を見逃すわけはありません。新しいタレントを発掘するという大変な作業を割愛できますからね」(芸能プロ関係者)
姉妹タレントの“旨味”は、それだけではないという。広告代理店関係者がこう証言する。
「本人が芸能界入りしたくても、親が反対する場合が意外と多い。本人より親を説得するのは大変ですが、姉が芸能界入りしている親は、妹の芸能界入りも許してくれる。『お姉ちゃんはよくて、どうしてアタシはダメなの?』と突き上げられたら、親は返す言葉がありません。それに『あのコとあのコは姉妹』とわかれば、視聴者からの認知度も大きく上がり、単体以外に姉妹そろっての出演も増えますからね」
デビュー直後に“姉妹タレント相乗効果”で話題になれるというのは強力な武器だろう。しかしその後は「もっとも近いライバル」にもなるだけに、格差が大きいほどプレッシャーも大きそう。いずれにせよ、女優として、タレントとして、モデルとして、どう生き残っていけるかは本人たちの実力と努力次第なのだが。