◆よもやま話「ライターイベント、それから」◆
広告規制でチラシ広告が打てなくなったホールが代替としていた「お前誰やねんライターイベント」をお上が規制したのが昨年。今回はその後を記します。
先に結論を言うと、規制によって「終了」かと思われた「お前誰やねんライター」でしたが、「私は動画タレントの○○です」と居直りを見せて、大どんでん返し。
むしろ規制前よりもイベントが増えて、イベントをメインにしているライターの中には、お金がたまりすぎて不動産に手を出している友人もいます。
ところで「浜田はなぜやらないんだ?」と感じる方もいると思います。確かに私もイキナリ売れっ子は無理でも、まずオカズを1品増やす気持ちからなら来月からでも可能です。
しかし、店から高額のギャラをもらってゲストに行けば最後、私も文章ではパチンコ業界に気を遣うでしょうし。そもそも私はブサイクでタレントなんか「やれませんし、やりません」と申し上げておきます。
それよりも、仲間に警鐘を鳴らしたくて。もし自分が動画で宣伝したお店がのちに摘発された時、金まで受け取っておきながら「私は関係ありません」で済むのか、他人事ながら心配です。
◆実戦指南「動画イベント日の攻め方」◆
ところでこのライターイベントの信憑性ですが、ガセまみれだった一昔前と違い、全て「タネあり」と見ていいでしょう。理由は、ここでも数回お伝えしていますが、ネットに映像が半永久的に残るこの状況でガセは店に致命傷。当日噴く噴かないは運として、中身はほぼタネありでしょう。
ここにきて、そんなイベントのさらなる攻め方が見えてきました。
【1】普通にライターが打っているところを撮影する番組の場合。ライターが女子なら十中八九タネあり。しかもパチンコは「牙狼」、スロットは「バジリスク絆」に向かうので、これらのアケ狙いで安泰。押さえとしてパチンコなら「海シマ」、スロットなら「ジャグラーシマ」の出玉風景を映すのが定番なので、これらを演出すべくアケの可能性があるのでチェック。
【2】男のライターの場合、そのライターが単身来店するだけの撮影は唯一ガセ濃厚。視聴者とのバトル形式の場合は大チャンス。
【3】複数のライターが店内でガチバトルをする場合や、同系列の複数店舗が合同で各自店舗にライターを呼ぶ場合なども全ての台がアケの可能性大。立ち回りの参考にしてください。
◆プロフィール 浜田正則(はまだ・まさのり) パチンコ生活歴30年。業界寄りの記述をする「パチンコライター」とは一線を画し、ファン目線で真実のみを文章につづる「ギャンブルライター」として19年目を迎える。漫画の原作者としても活躍しており、作品は多数。