この日の主役はいろんな意味で注目を集めていた。
3月4日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で「第39回日本アカデミー賞」の授賞式が行われ、その様子を日本テレビが中継。若手イケメン俳優や話題の女優陣も参列するとあって、視聴者はそれなりにワクワクしながら賞の行方を見守っていたようだが、やはりこの日一番目立ってしまったのは、最優秀主演男優賞を初受賞した嵐・二宮和也だった。
その理由は、日本の映画賞の中でも権威がある賞を獲得したから? それとも、受賞スピーチがまるでジャニーズ賛歌で視聴者が一斉にドン引きしたから? 確かにこの2つも目立った理由だが、じつは最も二宮が視聴者の目を引きつけたのは別の場面だったというのだ。
「二宮が他の優秀主演男優賞の受賞者4人と並び、レッドカーペットを歩いているシーンがかなり注目を浴びました。同シーンで並んで歩いた面々、佐藤浩市は身長182センチ、役所広司が179センチ、大泉洋が178センチ、内野聖陽でも177センチ。二宮以外の受賞者4名がそれなりに高身長だったことで、二宮の背の低さがやたら目立ってしまったんです。二宮は身長168センチとのことですが、もっと小さく見えましたね。身長の低いことで本人の非はまったくないのですが、どうしても芸能人に対して大きいイメージを持っている人が多いですから、あの光景にお茶の間が驚くのも不思議ではありません」(女性誌記者)
実際にこのシーンが放送されたあと、「168センチでもサバ読んでるだろ」「気にするなって言うほうが無理」「久しぶりにこんなわかりやすい公開処刑を見た」「デカイのは事務所の態度だけ」など、ネット上は失笑祭りと化した。
ちなみに昨年、同じく最優秀主演男優賞を獲得した事務所の先輩・岡田准一も同様のケースで「公開処刑」と言われたことは記憶に新しい。まさかそれが、一昨年までジャニーズ事務所がアカデミー賞を辞退していた本当の理由だったりして?
(佐伯シンジ)