日清食品が3月30日から放送していた「カップヌードル」の新CMを取りやめると4月7日、発表した。CMの内容としては、不貞騒動の矢口真里やゴーストライター騒動の新垣隆氏、小林幸子など世間を騒がせた人たちが自虐ネタを披露するという内容だった。
矢口はCMの中で「危機管理の権威“心理学部・矢口真里准教授“」という役どころで、「二兎を追う者は一兎をも得ず」というテーマで授業をするというもの。
このCMが放送されるや否やネット上では矢口の起用に対し「自虐ネタだが笑えない」「なんでこんな好感度のない人がコマーシャルに出られるか不思議」などのクレームが殺到。
日清食品は「新CMに関して、お客様からたくさんのご意見をいただきました。皆様にご不快な思いを感じさせる表現がありましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
だが、視聴者に不快感を与えたのは主に矢口のみで、他の出演者に関しては「小林幸子バージョン観たかった」「コツコツ地道に努力して若者からの支持も得るようになった小林幸子さんと、やらかして話題になった矢口を同列に扱うのはおかしい」などと惜しむ声もあった。
「矢口以外の出演者は、いいとばっちり」と芸能ジャーナリストも話す。
「小林は“衣装は建設するものへ”というテーマで機械工学部教授役だった。面白そうだったし、継続していればいい意味で話題にもなったでしょう。小林としては悔しいでしょうね」
ユーチューブの公式動画も非公開となってしまったが、矢口以外の復活を望む声は少なくない。
(李井杏子)